福島おうえん勉強会

チェルノブイリ被災地訪問報告
−ベラルーシ・ノルウェーで見た「放射線と向き合う暮らし」−

開始挨拶

KaijouZenkei-01

尾林(司会):
お待たせしました。それでは、本日の「ふくしまの話を聞こう2:チェルノブイリ被災地訪問報告ベラルーシ、ノルウェーで見た「放射線と向きあう暮らし」」を始めさせていただきたいと思います。

では、まず、はじめに、私たち「福島おうえん勉強会」の代表、ナカイサヤカより御挨拶させていただきたいと思います。

Aisatsu

みなさま、今日はおいでいただきまして大変ありがとうございます。「ふくしまの話を聞こう」2回目になります。1回目のときは、私、ちょっとその、1か月前に急に倒れてしまいまして、病院に入院中だったので、お目にかかることができなかったんですが、集まってくれた方(かた)たちが、無事に運営してくださって、100名をこえるみなさまが、聞きに来てくださるという、ちょっと、始めたほうも驚いた展開になりました。で、おかげさまで、「ふくしまの話を聞こう」を支持してくださる方(かた)がたくさんでてくださいまして、今回2回目を開催することができました。今回はここでみなさまに御挨拶ができます。本当にありがとうございます。

ですので、前回ちょっとお話しできなかった、なんでこんなことをやろうかと思ったのかという話をちょっとだけさせていただかなきゃいけないと思うんですが、福島で原発事故が起こった後に、「福島ではこうなんだよ」という話の中にずいぶん不思議な話があるなあと思って、で、本当はどうなんだろうというふうに聞いているうちに、「福島の方(かた)たちは、なかなか『自分たちはこうなんだ』と強く主張することが少ないんだよね」っていうお話を聞きまして、で、それはやっぱり人伝えではなくて、口が重い方(かた)の中で話してくださる方(かた)がいるんだったらば、東京でやきもきしているみなさまに聞いていただく機会を作るほうがいいんじゃないかというふうに思うようになりました。

で、たまたま、安東さんとお知り合いになることができましたので、そのときに安東さんから「そりゃ、放射線はしばらくすれば消えてしまうけれども、その時にはきっと、福島のことをみんな忘れちゃうよね」っていうような話をしまして「いや、あの、それは復興ということを考えたら、もうそれは10年20年単位の話になるので、忘れないようにずっと聞きますから」というお約束をして、それで、「ですから、まず東京の人に話しに来てください」というふうにお願いをしたのが前回なんです。

で、その後、安東さんたちは、エートスをそもそも始めた場所であるベラルーシを訪ねられるという機会を、私が思っていたよりもずっと早く得られて、福島で活動する人としてベラルーシを訪ねられたので、是非その話を聞きたい、私がいちばん聞きたかったわけです。

で、それをみなさまと一緒に聞きたいと思ったので、今回集まりをまた組織させていただきました。前回助けてくれたスタッフがまたみんな助けてくれましたので、前回より若干広い会場を用意することができました。で、今日もみなさまに来ていただきまして、本当にうれしく思っております。

人づての話というのは、どうしても話をする人の主観が入りますので、どうぞ、みなさんの目と耳でお話を聞いて、みなさんが自分で考えて、もし質問があれば、直接ご質問をなさって、そしてですね、私がこれは事故以来ずっと思っていることなんですが、何かよくわからないことというのは、必ず出てきます。で、それはどうして自分はわからないんだろう、なんでなんだろうと考えることで、より真実に近づくことができると思いますので、疑問があったら、それはよーくみなさまご自分で考えてごらんになってみてください。

「絶対こういうふうに物事が進むんだ」と思っていたこととは違うことというのは、たくさんあると思います。で、そこが、「あ、違ったんだ」と気づくことで私たちはもう少し先に進めるような気がしますので、どうぞ今日の機会を活かして、お友達と来ていらっしゃる方(かた)は、「こんな話だったけどどうかね」というふうに話していただくことで、また、いろいろ思いもあると思いますので、で、また、終わった後に「福島おうえん勉強会」にメールなり何なりで、質問していただければ、私たちも一緒に考えさせていただきたいと思いますので、どうぞ、今日をスタートとしてこれからもよろしくお願いいたします。

私たち、これを、今日の準備をしながら「また来年もやりたいね。再来年もやりたいね」と言っておりますので、これからも「ふくしまの話」をどうぞ聞きに来てくださいますようにお願いいたします。

ありがとうございます。

(拍手)

申し遅れましたが、本日司会進行をつとめさせていただきますのは、「福島おうえん勉強会」メンバーで茨城県水戸市でサイエンスカフェの活動をしております尾林彩乃といいます。よろしくお願いいたします。

(拍手)

ありがとうございます。

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